『1983年07月31日 さが21世紀県民の森』セットリスト&MC
ALL RIGHT、『IN MY HEAD』!
01.IN MY HEAD
02.IMAGE DOWN
そいじゃ、シャッフルビートのラブソング『OH! MY JULLY』!
03.OH! MY JULLY(OH! MY JULLY PartⅠ)
OK、ありがとう『OH! MY JULLY』。
あ~、もう、レコード出してからだいぶ経つんだけど、今度、あの~2枚目のアルバムが、さっきあの、司会の人も言ってくれてたんだけど、『INSTANT LOVE』っていうLP出ます。
カッコいいLPなんで9月に出るからヨロシク。
OH、ファーストアルバムから、スゴい、東京では人気のあった曲なんだけど、あ、九州でもウケると思います、『NO N.Y.』!
04.NO N.Y.
THANK YOU、ありがとう。
兄ちゃん(ステージ前につけている『BOØWY』の幕が)取れてるゼ。
(スタッフが走ってきて幕をつけなおす。)
え~、2枚目のアルバムから、アフロカビリーって言ってアフロとロカビリーあわせたような事やってるんだけど、その中の、まぁ、アフロカビリーの代表曲『MIDNIGHT RUNNERS』。
05.MIDNIGHT RUNNERS
THANK YOU、『MIDNIGHT RUNNERS』。
ALL RIGHT、そいじゃ、あの~次のアルバム、セカンドアルバムの中からロックンロールタイプの曲。
ビシっとノレるからみんなヨロシクね。
OK、『FUCK OFF』&『LONDON GAME』!
06.FUCK OFF(TEENAGE EMOTION)
LONDON!
07.LONDON GAME
OK、ありがとう。
08.GUERRILLA
OK、ありがとう。
あ~次は2枚目のアルバムタイトルになっている曲『INSTANT LOVE』。
09.INSTANT LOVE
OK、どうもありがとう!
【アンコール】
アンコール・・・アンコール・・・。
え~とね、アンコールはね拍手が揃わないとなかなかうまくいかないわけ。
アンコール!
アンコール!
・・・まだ小さい!
もういっちょ!
がんばれ!
アンコール!
アンコール!
OK、ありがとう。
あ~今回あの『BOØWY』初めて九州に来たんだけど、アンコールほんとありがとネ。
あ~、みんなロックほんと好きだと思うんでネ、ロックの楽しみ方ってのは十分知ってる人ばっかりだと思うんだけど、やっぱロックってのは座って聴くよりは、立って騒いだ方が面白いゼ、ヨロシク。
そいじゃ、まず、スローなナンバーから、『THIS MOMENT』。
10.THIS MOMENT
OK、ありがとう。
そいじゃ、あのシャッフルビート、ビシっと立っていこうゼ立って。
OK、いくゼ、いくゼ!
XXXXX『RATS』!
11.RATS
ALL RIGHT、『ATOMIC CADILLAC』!
(イントロミス)
OK、いくゼ、『ATOMIC CADILLAC』!
12.ATOMIC CADILLAC
OK、THANK YOU、OKありがとうサイコーだゼ!
『1983年07月31日 さが21世紀県民の森』レビュー
『BOØWY』の下積み時代を象徴するエピソードとして、『BOØWY』活動中から解散後現在まで一番多くメディアで語られているであろう佐賀の祭でのライブ。
ホントに村祭りだから、広場の周りに学校の名前か何か書かれたテントとか張って、トウモロコシとか焼きそばとか焼いたりしてるからそこには人が集まってるんだけど、肝心の広場の真ん中に人がいないんだよ、全然(笑)。一応、地元のラジオ曲かなんかが入ってたんで、ちゃんとPAもあって、司会のアナウンサーとかもいたんだけど、…全然客がいない(笑)
上のような事や「子供が走り回っている中でライブした」といったような事が長年語られていましたが、いくら下積み時代でも『BOØWY』のライブでそれはないだろう、と思っていました。
しかし、近年出回ったこのライブの映像(2021年にフル映像がとうとう某所にアップされました)を観ると、メンバーが語っていたエピソードが決して誇張されたものではない事が証明されましたね。
観客はずっと座っていましたが、アンコールで氷室狂介さんが「ロックってのは座って聴くよりは、立って騒いだ方が面白いゼ」と言いながら『THIS MOMENT』をかますところは流石です(笑)
ちなみにこの時、「オレが、「THIS MOMENT♪」ってバラードやってんじゃん、子供が赤とんぼ追っかけてんじゃん。」という状況だった事を氷室さんがラジオで語っています。
【アマチュア時代から振り返る】1986年12月23日 FMぐんま 『BOØWYスペシャル BY BOØWY』 BOØWY

『RATS』で氷室さんが「ビシっと立っていこうゼ立って」と促した事で、主に地元のヤンキー達がステージ前に集まってノリノリになる図
このライブのギャラが野菜だったのは有名ですが、実際は野菜の他にお酒と帰りの高速道路代は出たようです。
この時にマネージャーの土屋浩さんは初めてメンバーに怒られたらしいです(笑)
高橋 結局「野菜もらってきた」って戻って来ちゃったから。「野菜はいいけど金は?」って怒ってね。
土屋 俺、年寄り苦手だからさ。タメくらいだったら「金出せよ」って言えるけど、お年寄りが満面の笑顔で「手作りのナスです」って言われちゃったら、何も言い返せないじゃん。…そこでメンバーに初めて怒られたかもしれないな。
高橋 土屋が二回目に行って事情を説明したら、一応高速代くらいは出してくれたんだけどね。
土屋 あと焼酎も(笑)。