『SCHOOL OUT』レビュー
「こういう歌詞があって、こういうことを歌いたいんだけど、何か一言で言える言葉はない?」と聞かれて、「"SCHOOL OUT"っていいんじゃない」と、言った覚えがあります。
出典:『BOØWY B to Y』 月光恵亮 インタビュー
このインタビューで当時『BOØWY』が所属していた『ビーイング』の副社長であった月光恵亮さんは『Alice Cooper』の『School's Out』について言及しており、おそらくこの曲のタイトルが頭の中にあったので氷室狂介さんに『SCHOOL OUT』というタイトルを勧めたのでしょう。
なお、『School's Out』の歌詞は「学校を爆破して木っ端微塵、永遠の夏休みだね」といった歌詞で『SCHOOL OUT』よりも過激です。
ちなみに、イントロ、間奏は『Squeeze』の『Vicky Verky』の影響を受けている、というより"そのまんま"ですね。
1983年頃のライブでは、後にリリースされる『ハイウェイに乗る前に』や、布袋さんの『RUSSIAN ROULETTE』のようなイントロにアレンジされています。
また、有名なエピソードですが、この曲に影響されて「学校を中退した」というファンが実際にいたそうです。
こういったファンからの報告に氷室さんはショックを受け、ライブハウスからホールに移行する1984年前半のライブを最後に『SCHOOL OUT』は演奏されなくなりました。
以後はメッセージ性のある歌詞を書かなくなった、と述べています。
『SCHOOL OUT』歌詞
作詞 | 作曲 | 編曲 |
---|---|---|
氷室狂介 | 氷室狂介 | 布袋寅泰 |
まともにやっても ずれちゃう様な
規定と違った 哀れな奴等
決ったレールにあわない為に
二度とはがれないシール貼られる
シッポをまかず うなってみせな
*SCHOOL OUT やっちまえ 今すぐ
SCHOOL OUT やっちまえ BOYS AND GIRLS
口とはそぐわぬ 奴等の手には
処分という名の 腐った味方
大きな顔して 説教しても
2月の終わりに ふるえる奴等
シッポをまかず うなってみせな
Repeat*
何から何まで処分でかたずける
見失なうぜ 本当の事
Out Take
まともにやっても ずれちゃう様な
規定と違った 哀れな奴等
決ったレールにあわない為に
二度とはがれないシール貼られる
シッポをまかず うなってみせな
*SCHOOL OUT やっちまえ 今すぐ
SCHOOL OUT やっちまえ BOYS AND GIRLS
何から何まで処分でかたずける
見失なうぜ 本当の事
口とはそぐわぬ 奴等の手には
処分という名の 腐った味方
大きな顔して 説教しても
2月の終わりに ふるえる奴等
シッポをまかず うなってみせな
Repeat*
何から何まで処分でかたずける
見失なうぜ 本当の事