BOØWYの記録

BOØWYの記録

【1986年 BOØWY インタビュー】激しく揺れるロックシーンの中心にいる実力派ライブ・バンド

BOØWY

今度の全国ツアーは、ポップでダンサブル!!

現在、シングル「わがままジュリエット」がヒット中のBOØWY。

氷室「昨年から今年にかけて、周囲の状況がかなり良くなってきているんだ。レコードのセールスも伸び、コンサートも追加公演ができるようになってきた」

布袋「ウン、以前は小さなライブ・ハウスでずっと活動してきて、やるごとにボルテージがあがってくるのを肌で感じることができたし、アルバム2枚出して、まだちょっと低迷していたけど、ライブ・バンドとしてはNO.1だと感じていたよ」

昨年8月からのツアーでBOØWYはひとまわりもふたまわりも大きくなった。

松井「これまで自分たちのやってきたことが間違っていなかったと確信したね」

高橋「お客さんもすごく楽しんでくれていたし、BOØWYのファンって自分たちで楽しみ方を知っているんだ」

去る1月14日の中野サンプラザの追加公演では、ストレートでダイナミックなサウンドで、ファンは最初からスタンディング。

氷室「昨年のツアーは、BOØWYの武器でもあるストレートで強力なリズムを前面に押し出したものだったんで、あの最後の日はノリにノったステージが展開できたな」

そして、3月1日にリリースされたばかりのニュー・アルバム『JUST A HERO』で彼らは何をやろうとしているのだろう。

布袋「少しでも多くの人たちに聴いてもらいたかったから、ニュー・アルバムはポップな音作りにしたんだ。聴けばきっと気にいってもらえるはずだよ」

ヒット曲『わがままジュリエット』を聴けばわかるように、ポップでリズミカルなナンバーが多い今度のニュー・アルバム。

氷室「僕たちって、気難しくかまえたところなんか全然ないし、今までやってきたことを、自然な形で音にしようといつも心がけているんだ。歌詞の部分でいうと、イマジネーションを最大限に広げて、聴いている人が自由に歌のシチュエーションを連想できるようにしたかった。で、それは今度のアルバムで成功しているんじゃないかなって思っているんだ」

布袋「うん。心に思っていることと、実際に出てくる音の距離を縮めたかった」

『わがままジュリエット』のヒットで、今までの熱心なファンはもちろん、新しいファンを獲得しそうな勢いのBOØWY。となると4月2日から始まる全国ツアーも新しい展開が期待できそう。

氷室「ニュー・アルバムと並行して、4月から6月までまた全国ツアーへ出るんだけど、今回はよりダンサブルなステージになると思う」

昔、ライブ・ハウス時代からきたえたパワーとテクニックを、ダンサブルなステージに生かせそうだ。

氷室「音楽を頭の中で計算しだしちゃうとダメだね。だから、こういうふうに作ったから、こう聴いてほしいっていう具体的なコンセプトはないんだけど、ダンサブルなステージで、今回わりと大がかりな仕かけを考えているんだ。レコードもステージも、イマジネーションを大切にしたい」

松井「BOØWYはBOØWYらしく、目の前の事がらに全力でぶつかる力強さを持っていたいんだ」

高橋「僕は根っからのロックンロール・ドラマーだから、ステージがいちばん好きだな」

布袋「流行の先端をいこうとか、ムーブメントを作ろうとかいうのではなく、もっと音楽を純粋に楽しみたい」

全国ツアーの最後には、初の武道館コンサート(6月20日)も予定されているBOØWY。ノりにノってる彼ら。きっとポップでダンサブルなステージは迫力があって、カッコいいだろうな。

BEST HIT 1986年4月号より